06/26の日記
03:06
休み。
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今日の司令部。
大佐はお休みだ。
なんでかって言うと…。
「はぁっ!?大佐は風邪で休み?」
「そうなのよ…。やっぱり本調子ではなかったらしいの…」
そう、大佐は風邪でお休みなんだ。
中央に出掛けてた時、無理して壊した身体が、まだ完全には治ってなかったらしい。
「え…そうなの?もしかして、昨日のあれで拗らせちゃったとか…」
エドワード君は物凄く慌ててる。顔なんか真っ青だ。
そういえば大佐、昨日仕事が終わるまでずっとたらいの中に足突っ込んだままだったよね。
昨日は確かに暑かったけど、ずっと冷たい水の中に足を入れてたら身体が変になっちゃうよね。
「エドワード君だけの所為ではないわよ。」
ご主人さまがエドワード君に言った。凄く申し訳なさそうにしてる。
「…大佐の身体の事に氣付かなかった私にも責任があるわ。」
そう言って、ご主人さまはエドワード君の肩に手を置いた。
エドワード君は黙って俯いちゃった。
「兄さん、あんまり氣にしない方がいいよ?」
アルフォンス君もエドワード君の事を慰めてる。
「そうそう、大佐は風邪ぐらいじゃ死なないって!無能だけどな!」
ハボック少尉…何氣なくヒドイ事言ってるね。
「…俺…。大佐の所に行ってくる!!」
顔を上げたかと思うと、エドワード君はそう叫んで部屋を出ていった。
「エドワード君!?」
ご主人さまが声を掛けようとした時には、もう姿が見えなくなってた。
「大丈夫かしら、エドワード君…」
「兄さんは、思いつくと後先考えずに突っ走る性格ですから…」
ご主人さまとアルフォンス君は、エドワード君が出ていった扉を見つめて溜め息を吐いた。
その後、アルフォンス君は街の図書館に行くって言って帰っていった。
「もし兄さんがここへ来たら、図書館に寄ってから宿に帰ると伝えて下さい」
そうご主人さまに伝言をして。
でも、エドワード君はご主人さまが帰る時間になっても戻って来なかった。
直接宿に帰ったか、大佐の家にずっといるか、どちらかだよね。
明日、どうなったか聞けるといいな。
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