06/30の日記
02:58
情報と…。
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今日はエドワード君が一人で司令部にやって来た。
「あら、こんにちはエドワード君…アルフォンス君はどうしたの?」
「あ、中尉こんにちは。アルは図書館に行ってる。新しい本が入ってないか見にいったんだ」
ご主人さまと話すエドワード君は、一見するといつも通りに見えるけど…。
よ〜く観察してみると、様子がちょっとおかしい。ご主人さまは全然氣が付いてないみたいだ。
そわそわしてると言うか、落ち着きがないと言うか…良く分からないけど、とにかく、いつもと違うんだ。
「あの、中尉…今日は大佐に用があって来たんだけど…」
「大佐に…?大佐なら執務室よ」
「ありがと、中尉。」
はたから見たら他愛のない会話をして、エドワード君は大佐の居る執務室に走っていった。
なぜかは分からないけど、エドワード君の様子が物凄く氣になった僕は、こっそり付いていく事にした。
「エドワード・エルリックです」
「入りたまえ」
エドワード君が扉を開けた隙に、氣が付かれない様に注意して素早く入り込む。
エドワード君には運良く氣が付かれなかったみたいだ。良かった。
大佐も下を向いてて、僕には氣付かない。
僕って侵入の天才かも?
って、そんな事よりエドワード君と大佐の事だ。
エドワード君はそふぁに座って大佐に向き合う。
「で…有力な情報って…?またガセじゃないのか?」「いや…今回の情報は中々的を射ていると思うのだがね…」
「とにかく、どんな情報か見てみないと…」
やっぱりエドワード君、いつもと違う。これは…もしかして焦ってるのかな。
「まぁ、そう焦るな鋼の。情報をやる前に、君にお願いがあってね…」
そう言うと大佐は立ち上がって、エドワード君の側に歩いてきた。
「?…なんだよ。俺に何を…」
エドワード君が言いおわる前に、大佐の口がエドワード君の口を塞いだ。
えーと…この展開は、もしかすると…いや、もしかしなくても…。
「ん…ぅ…はぁ…」
口付けが段々激しくなっていく…。
ああ、やっぱりそう言う展開になるんだね…。
「は…ぁ…ふぅ…っ…」
長かった口付けがやっと終わって、エドワード君は苦しかったのか、それとももっと違う理由なのか…息が荒い。
「いきなり何すんだよ、変態大佐…」
息を整えながら、エドワード君は大佐の事を睨んで言った。
「ここの所、ご無沙汰だったのでね…いい加減、私も限界なのだよ…」
「んな…!」
大佐の顔はいつもと違って余裕がない感じで、体の周りには何だか妖しいオーラが漂ってた。
エドワード君の顔は、これでもかと言う位真っ赤になってる。
「君が私の看病をしてくれている間、どれ程その体に触れたかったか…」
あ、風邪引いてた時には一応我慢してたんだ…。
なんて、冷静に考えてる僕がいた。
「君もそうだろう…?エドワード…」
「そんな事…な…んんっ」
大佐はエドワード君の服を器用に脱がせながら、いろんな所にキスをしていった。
――――――――
…このいちゃいちゃは、一時間位?続いた…。
はっきり言って、ここにいるのが辛かった。
僕は、エドワード君の後をついてきた事を物凄く後悔した。
後悔役に立たず(微妙に間違ってる氣がするけど、氣にしない氣にしない)
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