らきすた百合カゴ(小説)
□こなたとかがみ
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2月の寒い朝の粕日部駅…この日は私にとってなんだかモヤモヤした一日だった…
かがみ:こなた遅いわね〜
つかさ:何かあったのかなぁ
結局ギリギリまで待ってたけど、こなたは来なかった…1時限目終わりの休み時間に、つかさから聞かされた話によると風邪をひいたらしい…
いつも休み時間になるとアニメやギャルゲの話をしてくるこなたが今日はいない…
授業の時もこなたの事ばかり考えてる…
いつも私にちょっかいをしてくるからウザイ感じに思ってたけど…なんで頭から離れないんだろう…
つかさ:お姉ちゃん、お姉ちゃん
かがみ:(ボー)!何?つかさ…
つかさ:もう下校時間だから帰ろう、帰りにこなちゃんち寄ろうか
かがみ:こなたの家…うん…そうね…寄りましょ
こなたの家に着くまでずっと頭の中はこなたの事ばかり…
こなたの家に着くとおじさんが出迎えてくれた…こなたは微熱と頭痛があるらしい…部屋に入ると、こなたは眠っていた…つかさが寝てるし帰ろうかと言ったけど、帰る気にはなれなかった…
いつもの猫口をフゥフゥさせて寝息を立てて眠るこなた…熱があるせいか顔が少し赤い…以前私が風邪で休んだ時にこなた…
私が風邪で休んだ時にお見舞いに来たこなたが「へぇ〜かがみって以外とかわいい寝顔してんだ」って言ってたのを思い出した…
少し、いたずらしてみたくなった…
人差し指でこなたのほっぺたをツンツンとつついてみた…
こなた:うーん…中に誰もいませんよぉ…ムニャムニャ…
つかさ:お姉ちゃん…起こしちゃかわいそうだよ…
こなた:うーん…んっ?かがみん?つかさ?
つかさ:ごめんね、こなちゃん、起こしちゃって…
こなた:二人ともお見舞いに来てくれたの?
つかさ:うん(^_^)ねっお姉ちゃん…
こなた:かがみん、つかさ…ありがと
(=ω=.)/
かがみ:早く元気になりなさいよね!でないと調子狂うのよ…
また出ちゃった強気な発言…素直に心配したってなんで言えないんだろう…
それから私達はこなたのアニメ話やギャルゲの話を聞かされて帰った。
まだ、よくわからない…私にとって泉こなたってなんなんだろう…友達であるのはわかる…けど…何か心が…
こなた:おはよ〜かがみん、つかさ(=ω=.)
かがみ:おーすっ、こなた
つかさ:おはよ〜こなちゃん
次の朝、こなたはいつもの調子で私達より遅れてやってきた…
いつものように登校していつものように4人でお昼を食べた…あいかわらずこなたはチョココロネを細い方から食べている…
こなた:ハムッ(グチュッ)
かがみ:ほらほら、チョコが垂れるわよ…
あいかわらず危なっかしい食べ方…
私はこなたの顔に付いたチョコが気になった…
かがみ:こなた…
こなた:どったの?かがみん
かがみ:じっとして…ペロッ
私は無意識にこなたの口元に付いたチョコを舐め取っていた…
みゆきとつかさの視線が私とこなたに注がれる…
こなた:かがみん(=ω=.)大胆…
かがみ:ばっバカ…そんなんじゃないわよ…みっともないから舐め取っただけよ…
昼休み中赤面状態は続いた…
そして…私は確信した…私はこなたが好きだって事を…