ss.
□血と涙と
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ハレ…ルヤ…?
「そんな顔すんなよ、アレルヤ」
なんで…どうして…
「いけなくなるだろ-が」
いく…?何をいってるんだハレルヤ
「辛気臭え顔すんじゃねえよ」
やだ、嫌だよハレルヤ
「俺は先に行ってるぜ。お前はまだくんじゃね-ぞ。」
まってよ、まって
「まだまだ肝のち-せぇてめぇにはこの腐った世界のほうがお似合いだ」
ハレルヤ!!
「じゃあな、アレルヤ」
だめだよ、ハレルヤ
「ハレルヤアアアアアァァァ!!!!!!!」
僕が僕の身体を支配したときにはもう遅くて
彼はもういなくて
(絶望と悲しみが身体を支配したときには)
(彼の目から流れているのが苦しみなのか愛しさなのか分からなくなっていた)