長編Book

□お前の事を教えてください
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ライト君が居ません。

ついでにNo.3のマットも見当たりませんでした。



私が始めてハウスの子供達にLとして顔を出し、そして新しく入った夜神月の紹介をした。

子供達は私に群がって興味津々に話しかけてくるし、夜神月と握手をしたりする子供達もいた。





しかし暫く経って隣を見ると、いつの間にかライト君の姿はありませんでした。



「おや、ライトくんは?」


「あぁ、そういえばマットが来てないなって僕が言ったら挨拶してくるって……、マットの部屋じゃないかな。」




マット、か。彼はハウスの子供たちの中できっと一番私に興味が無いのであろう。(だからと言って私はマットが嫌いではない。寧ろ彼に興味がある。)



「そうですか。それでは私もマットの顔を見に行きましょう。」


「僕も行く!」



マットの部屋へ足を進めると後ろから金髪の、メロがついてきた。





















「マットー!ライト居るかー?」




マットの部屋の前でメロは半ば叩くようにドアをノックしながら尋ねる。
するとマットは中から居るよ、と言うものだから私とメロは扉を開けて中に入った。







部屋の隅に二人は居た。マットはゲームをしていて、ライト君はその隣で座っている。



「…、アンタがL?」


マットは私を見るなり、そう言った。
メロは失礼だよマット、と彼を咎める。



「そうですよ、Lです。初めましてマット。」


「ハジメマシテ。」







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