T
□サヴァイヴ シンルナ
1ページ/8ページ
「みんな久し振りー☆」
シャアラな元気な声がファミレスに響いた。
「シャアラ!」
「シャアラ、ルナ、周りに迷惑だぞ」
抱き合う二人にメノリが水をさす。
二人は顔を赤くして席に大人しく座った。
「アハハ、二人は相変わらずだね」
「シンゴ、そんなに笑わなくてもいいじゃない。もう」
「ゴメンゴメン。あ、ベルとハワードだ」
「こっちだ」
遅れてきた二人をメノリが手招きして呼び寄せる。
「遅れてゴメン」
「いや、大丈夫だ。私たちも今集まったようなものだ」
「これで全員集まったネ」
「カオルとチャコは?」
「チャコはロボットセンターに預けてきたわ。ほら、この間言ったじゃない。音声に問題出たって。チャコ、結構旧式のロボットだから部品がなくて時間かかったの」
「大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫。今日部品が届いたからまた口煩くなるわ」
「なら安心だね」
「私としてはずっと静かでいてもらいたいわ」
「もうルナったら。結構寂しい思いしてたくせに」