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□ONE PIECE ルナミ
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「ねぇルフィ、あんた夢が叶ったらどうする?」
突然のナミの質問。
今日は朝から穏やかな天気でクルー全員がのんびりと過ごし、ルフィはいつもの特等席でおやつに肉を頬張る昼下りのことだった。
周りには珍しく他のクルーもなく、ナミと二人心地よい風に身に受けていた。
「あぁん?そんなの嬉しいに決まってるだろう」
つーか絶対叶うし、と言ってウッシッシッと笑う船長にナミはちょっと優しい笑みを浮かべる。
しかし次に発する言葉は優しさも微塵に感じさせない、馬鹿にしたような口調に変わる。
「馬鹿、そんなの聞いてないわよ。海賊王になったらどうするのか聞いてるの!海賊王になるのは当たり前でしょ。じゃなきゃこの船に乗ってないわよ!!」
その言葉にルフィは満面の笑顔をナミに向けた。
「おう、そうだな!」
「で?」
笑顔の絶えないルフィにちょっと機嫌が悪くなったナミはもう一度質問する。
「ん?」
「だからー!!!…もういい。あんたと会話すんの疲れたわ」
「ナミそう怒んなって。サンジが言ってたぞ。腹減ると怒りやすくなるんだってよ。ほら俺の肉やるから食え」
立ち去ろうと立ち上がったナミに食べ掛けの肉を差し出すこの行為がさらにナミの怒りを増すことになるなど考えもせずに。
「このアホンダラー!!」
ドカーン
ついにナミの拳が繰り出されてしまった。
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