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□ONE PIECE ルナミ
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「イデデ」
気付いたらナミは船の中に戻っていくところだった。
残されたルフィはただその姿を見送るしかなかった。
これ以上喋っても怒らせるだけだとわかっているから。
「変なナミ。…オレなんか変なこと言ったか?」
一応今のナミを怒らせた原因を考える。
でもいつも一瞬の思考で終わり大して気にしないでぐうたらするが、今日はそう出来なかった。
「船長さんも航海士さんも大変ね」
ロビンが来たのだった。
「お、ロビン!話聞いてたのか?」
「少し。外に出て来たら聞こえてきたものだから、ごめんなさいね」
ナミが日光浴するために出して来たイスに座り、足を組んだ。
多分、いや絶対サンジがいればフニャフニャでラブラブ光線を出すに違いない。
「ナミは何で怒ったんだ?」
「何でだと思う?」
「ロビンは答えを知ってるんだな!教えろよ」
「フフッ、私が聞いたのはケンカしたとこだけ。その前の会話は聞いてないもの、答えも何も知り得ないわ」
「そっか。…じゃぁ、あの会話が原因なのか?」
「あの会話?」
さっきした話をロビンにちょっと話すと何かわかったようにまたフフッと笑った。
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