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□幽遊白書
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─幽助。お前が生き返って嬉しかったんだ。多分俺はお前を…













「飛影、もう大丈夫なのか?」



「何がだ?」



「あの時の傷だょ」



あの時、つまり忍との戦い。
相手が強くてかなりやられた。
しかしケガはそれだけじゃない。
怒りに任せて力を…。
これは己の責任で、戒めだ。



「…あぁ」



「それにしてもあの時は驚いた…色んな意味で」



蔵馬はそう言って苦笑いを浮かべた。



「幽助が死ぬなんて思いもしなかったから。それに生き返って、あんな妖力を持ってくるなんてさ」



「そうだな」



死んでもう生身で会うことなど出来ないと思っていた奴が、最高の、そして最強のライバルとして帰ってきた時は喜びは何とも言えないぐらい感じた。



「フッ、アイツより強くならなければな」



「なぁ飛影」



真剣な表情を浮かべ、覗きこんでくる蔵馬に飛影は少し怯んだ。



「な、なんだ」



「幽助をどう思ってるんだ」



「?決まってるだろう。“好敵手”だ」



「ふーん。…じゃぁ俺が貰っていいな」



「………どういう意味だ?」



蔵馬の話がよくわからない。



「わからないならいいさ。その方がこっちの都合がいいし」



「???」



「じゃあ俺は帰るよ」



そう言って蔵馬は去って行った。







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