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□アイシールド21 ヒルセナ
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「セナ」



「!?十文字君どどどうしたの1?」



突然現れたためセナは飛び跳ねて驚いた。



「いや、セナがここにいるって聞いたから」



今日は休日だけど久し振りに練習が午前で終わり、みんな強制的に帰らされた。

なんでも今日の午後からグラウンドや校舎の点検・整備があるらしく、部活を切り上げる羽目になった。

しかし、帰路に着こうとしている中にセナはいなくてモン太に尋ねると



『あぁセナ?あいつ蛭魔先輩に仕事頼まれて部室に残ってるぜ』



俺らの部室は蛭魔先輩の管理下にあるから点検はないからな、と。



「えっ!?あ、ごごごめんなさいぃ。ぼ僕に何か用だった!?」



セナが誤る理由なんてないのに相変わらず腰が低い。

そしてひどい怯え方。



─俺はあんなことをしたから嫌われても仕方がないな…。



「あ、いや…」



はっきり言って用事なんてなかった。

でもセナが練習終わってから姿を見せなくて心配だったから様子を見に来たなどと言えるわけもなく、言葉を濁した。



「ところでお前何してんだ?」



「あ、これ?これは蛭魔さんに見ておけって言われちゃって」



ピクッ





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