オリジナル
□Act2
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「御影さん、荷物此処でいいですか?」
「はい。ご苦労様です。」ニコ
「ッ///では、良い生活をっ」
「フゥ 此処が今日から住む町か♪」
俺は御影 凜(ミカゲ リン)。16歳。
こんな名前だけど歴とした男だ。
この春此処、桜町に引っ越すことになった。
まぁ、理由はそのうち分かると思う。
翌日
ピピピピッ
「朝か…」
今日から新しい学校に通うことになっている。
前の学校(中学)は全寮制だから楽だったんだけど…
俺は制服に着替え、学校へ向かった。
俺が通うのは高槻学園と言う男子校らしい。
職員室の前に着いた。
なんか廊下を歩いていると、視線を感じたが………気の所為だろ。
「失礼します。今日転校することになっている、御影です。」
俺が職員室の中に入ると、
「お前が御影かぁ!俺は担任の斎藤だ☆」
斎藤とやらはかなり若い。25歳くらいか?
そんなことを思っていると、斎藤が俺の手を引き歩きだした。
「ぇっ あの〜?」
「教室行くぞ☆」
何故手を繋ぐ?
俺が心の中で考えていると、斎藤が立ち止まった。
「じゃぁ、俺が呼んだら入って来いよ?」
そう言って、俺を廊下に置いて教室に入って行った。
「お前ら静かにしろぉ!
転校生紹介できねぇだろ?」
“転校生”という言葉に、教室中がザワついた。