長編2(成代)
□番外編
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バサラ幸村成り代わり番外編 年越し
※ 史実では年明けに年をとったことにしていたらしい(うろ覚え)ので、バサラですがその設定でいきます。
大晦日と年明けの設定は適当です。ちなみに幸村は11歳になった設定です(ヲイ)キスシーン有り。直接的な描写はありませんがヌルいヤってる表現有り。一応15禁。閲覧は自己責任でお願いします。
貴方と一つ、年をとれた
それがとても、幸せで
色々あったが、なんとか無事に年を越す事が出来そうだ。
本当、ネグレクトとか暗殺未遂とか毒殺未遂とか寝首掻き未遂だとか・・・・・・マジ死ねや薄汚い大人共がっ!!
殆ど全部を佐助が一人で退治してくれた。
真田の忍は何してやがる・・・・・・?(黒笑)
ちなみに佐助は私の忍だから真田“の”では無い。絶対にな。
そんなこんなで迎えた年末。電気なんてもん無い戦国では本当に早くに眠りにつく。
だが、今日だけは違う。
皆が皆、ソワソワと除夜の鐘の音を聞いている。
高層ビルも飛行機も車も何もかもが無いから、遠くまで鐘の音が響く。
掘り炬燵に入り、雪の振る庭を眺める。
目の前には蕎麦、と佐助。
ニコニコ笑う彼はとても可愛らしくて、本当に同じ男かと疑ってしまう。
・・・いや、中身は女なんだけどね、私。
何時も夜は天井裏か屋敷警備に外に居る佐助だが、今夜は私が起きているので傍に居る。
忍に大晦日や正月は関係無いと佐助を駆り出そうとした忍頭は今頃寒い思いをして屋敷警備をしているのだろう・・・・・・1人で。(酷笑)
いやぁ、ね?
あんまりにも腹が立つから他の忍共はすこーし“言葉”で弄ってやった。
真っ白になって使い物にならなくなってたのには笑った。
ざまぁ見ろ。私の佐助を勝手に使おうとするからだ。
蕎麦をズルズルと啜りながら佐助を見る。掘り炬燵を挟んだ反対側で佐助は蜜柑を食べている。
・・・・・・萌。
スジをチマチマ剥く姿とか小動物っぽい。萌え。(二度目)
食べ終わった蕎麦を炬燵の隅にやる。
鐘は後五つ程。
それが終われば、年が明ける。
『佐助、蜜柑が食べたい。』
まだ小さい体を佐助の方に乗り出す。
あと、四つ。
「良いよ。今剥くね。」
新しく蜜柑に手を伸ばす佐助の手を握って止める。
フッっと笑みを浮かべながら首を振る。
あと、三つ。
『いい。佐助のを貰う。』
更に身を乗り出し、ハテナと首を傾げる佐助の唇を奪う。
佐助は驚いて逃げようとするが、手を握っているのとは反対の手で佐助の頭を押さえているので逃げられない。
あと、二つ
私の思うがままに貪られる。
「んぅっ・・・く、ふぅ・・・っ。」
赤い顔が、耳が可愛らしい・・・・・・愛おしい。
あと、一つ。
『はっ・・・佐助。』
「ふゃ・・・弁丸、様・・・。」
ゴォオオーーンンン・・・・・・・・・・・・・・・
年が、明けた――
口を放して伝う唾液を舐め取る。
『明けましておめでとう。・・・佐助と年を取れて、嬉しいよ。』
「ッツ///・・・・・・おめでとう、弁丸様。俺様も、嬉しいよ。」
恥らって俯きボソボソと言う佐助が何度も言うが大変可愛らしくて、私は炬燵を飛び越えて佐助を押し倒すように胸の上に乗り上げる。
「べ、弁丸様ぁ!?」
慌てる佐助を尻目に着ていた忍装束を剥ぎ取る。
寒いと騒ぐ口を己の口で塞ぎ、肩を押し返してくる手を取り現代で言う恋人繋ぎで佐助の顔の横に縫い付ける。
「んやぁっ・・・べんま、る・・・さまっ・・・!」
顔を上げ、潤んだ眼で見上げてくる佐助に肉食獣のような、獲物を狙うギラついた眼と笑みを返す。
『佐助・・・姫初め、だ。』
「//////・・・〜〜ッ!!!!」
声にならない悲鳴を上げる佐助の唇をペロリと舐める。
夜明けまでは未だ時間がたっぷりある。
今日も佐助は休みなので(させた、とも言う/黒笑)少し激しくしても良い。
『愛しているよ、俺の佐助。』
「っつ///!・・・・・・俺様も・・・です。///」
さぁ、今年も一緒に居られるように契りを交わそう。
一生傍に居るための、死しても尚傍らにあるための・・・深い、深い誓いを――――
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オマケっていうか、佐助サイド