長編2(成代)
□成り代わり幸村サイド
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そして、幾百と敵を斬り捨てたころ。
小田原の誇る巨大な門・・・栄光門は眼前へと来ていた。
そして、あっさり突破。(え、)
シリアスに耐えられなくなった管理人が早々に切り上げようと要らない戦闘は総却下だ。(裏事情だめぇええ!!←)
ゲームと違って、北条には小太郎が居ないから門の前で足止めは無しだ。
少しだけ空いていた隙間目掛けて列火(成り代わり主威力特別仕様)で内側に吹っ飛ばした。
忍がワラワラいたけど佐助に瞬殺だった。
流石私の佐助。←
私達の後をほぼ邪魔されずに駆けてこれた特攻部隊の兵達が門の中の敵兵と交戦している。
その間に私は佐助を連れてじい様のいるであろう本陣を目指す。
兵を置いていくのとか言うなよ。最初から足止め用で連れてきたんだから(酷)
門をこうもあっさり突破されるとは思っていなかったのか、北条軍はガタガタだ。
全滅することは先ず無いだろう。
その隙にこっちは本陣まで一気に駆ける。
地理は小太郎のおかげでバッチリだ!
直ぐに本陣へと着き、私達は勢いを殺さずに陣幕の中に突っ込む。
『某は、真田源次郎幸村!腕に覚えのあるものはお相手仕りたい!!いざ、勝負!!』
『真田幸村様が一の忍。猿飛佐助、いざ忍び参る、ってね!』
同時に馬を飛び降りポーズを決める。敵陣にて、場を掌握するための手段。
分かっているから、全く忍んでいない状態でも文句も言わずに佐助も共に名乗り上げてくれる。
高々と、朗々と、何処までも轟けとばかりに。
そうして見た先には、白旗をパタパタと振るじい様が一人、立っていた。
『「・・・・・・・・・・・・は?」』