みるく!

□たまには全てを忘れて
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「骸様ごめんなさい!」

「凪何かもう知りません!」


たまには全てを忘れて


「骸様…!」

「骸様何処にいるんですか?」

「む…骸さまぁ…」

私がいけないんだ
私があの時何か変な事を言ってしまったんだ


「骸様!」

「おや凪どうしました?」

「何だか骸様が近くにいると思って、あの…」

「可愛い子ですね。ちゃんといますから安心して下さい」

骸様は私の頭にふわりと手を乗せ、優しく撫でてくれた


「今日は、千種と犬と一緒に買い物に行きました。それで千種が麦チョコを買ってくれました」

「それは良かったですね」

「それとボスに会いました」

「ボンゴレとですか?」

「はい!他の守護者のみんなともたくさんお話をしました」

「そうですか」

「すごく楽しかったです。これからたくさんボス達と一緒に遊びたいです」

「いいですね」
 
「それと犬や千種にお料理を作ってあげたいです」

「骸様にも…」

いきなり骸様が立ち上がって
スタスタと歩いて何処かに行ってしまった

私は追いかけたけど
骸様は消えてしまった

「む…骸さまぁ…」

「何処に…いるんですか…」

しばらく探していると
骸様が体育座りをして顔をうずめているのを見つけた

「むっ骸さまぁ…」

私は骸様の近くに行った

「骸様すいません…私何か変な事言ってしまって」

「凪何かもう知りません」

骸様が今にも泣きそうな声でたしかにそう言った

「え…」

私は声が出なかった

「たま…は…」

骸様が何かを言っている

「すいません骸様もう一度…キャ!」

目を開けてみると
私は骸様の腕の中にいた

「あの…骸様?」

「たまには全てを忘れて僕だけの事を考えてくれてもいいじゃないですか」

骸様はそう言いながら
抱きしめる力を強くした

「ごめんなさい!骸様でも私…」

何かが唇に当たった

「……!」

「お仕置きです!」

私はカァーと顔が赤くなった

「今度からは僕だけの事を考えて下さいね凪」

「はい骸様」

たまには全てを忘れて
「ごめんなさい骸様!でも私…」
(あの後何を言おうとしたのかは内緒にしておきます)
(私はいつでも骸様の事を考えていますよ)
 
 
...end
 
 

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