駄文
□あなたの香
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俺が覚えている10代目の事
「10代目はすっごく好い香がします!!」
「…っえ?…」
「オレ10代目の匂い好きです!」
「…あ、ありがとう…」
「10代目は優しい匂いですね」
もう そんなの いつの話しだろう…
「獄寺…落ち着いて聞いてくれな?」
「…?なんだよ野球馬鹿」
「ツナが死んだ…」
「……………」
あの頃は本当誰も信用出来なくなってた…
「…10代目」
人間はその人の………大切な人でも忘れるものはある………顔…そんなの忘れない。性格…余程の事じゃなきゃ忘れない……………………そう…忘れてしまうのは、その人の『香』だ…
「10年もたってちゃ忘れちまうもんだな…」
あの『優しい匂い』は、もう分からない。
あなたの香が思い出せない