Please

□今はこのままで。
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「じゃあ、これ来週の水曜までに頼むよ」

「ああ、分かった」


生徒会長から言い付けられた会計のプリント等を受け取り、柳は部屋を後にし
た。
柳には何かと雑務が多い。それは生徒会でのものであったり、部活のものであっ
たり。
今日言い付けられた仕事はいつ片付けようか…そんなことを思いながら、廊下を
歩いて行く。
もう昼休みも残り少ない。そんな時間なのに、柳の足は教室へは向かわなかっ
た。
向かった先は、今はあまり授業で使う事は少ない旧校舎の方だ。
そこは何か特別な資材が必要な時や、掃除の時くらいにしか普通の生徒は通らな
い場所なのだが。


ガラッ…



と教室のドアが開く。その教室は、もはや倉庫のような場所で、使うのは体育祭
や文化祭の時に看板などを運ぶくらいだ。


「抜けてしまって悪かったな‥赤也」

「ぅ、ぁ、…柳、さん‥っ」

柳が部屋に入ると、真ん中には長机に脚を広げて寝転ぶ赤也。腕は後ろで縛って
拘束されており、上半身しか衣服は身に着けていない。後孔に刺さるバイブが、
赤也の中を刺激して、陽物を立ち上がらせていた。

「あぁ、!い、ぁ、‥やあっ…」

元々ここで事に及ぶつもりだった。だが途中で放送で柳に呼び出しがかかってし
まい、赤也は放置プレイ紛いの事をさせられるハメになってしまった。緩い刺激
ではイけなくて、でも縛られた手ではどうしようもなく、赤也はだらしなく喘ぐ
しかなかった。

「まるで漏らしたみたいだな…下がビショビショだ」

「い‥や、ぁ…っ‥玩具、は嫌だ…って、言っ、てる‥じゃ…ないすか‥っ」

赤也の陽物から尻の辺りまで先走りが垂れる。それを見て柳がクスクス笑う。寸
止め状態で苦しむ赤也の姿が、柳にとっては良い媚薬。

「そうか?俺にはだいぶ楽しそうに見えるが」

振動する玩具に感じて、赤也は屈辱を味わう。それが楽しくてたまらない。普通
にするより何倍も興奮する。
そんな自分の遊びに、後輩の赤也をいつも付き合わせている。


誰も知らない、これは俺と赤也だけの秘密―





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