ADHDの基本


T.正式名称

Attention Deficit
Hyperactivity
Disorder

注意欠陥多動性障害






U.ADHDの特徴


・部屋などの片付けができない
・勉強に集中できない
・言われた事を忘れてしまう
・先を予測して行動できない
・他人に辛くあたる
感情を抑えられない
などという症状が生まれつき存在し、それらが日常生活に支障をきたしているというものです。


ただワガママで不注意なだけじゃないか?という事をよく言われますが…

ワガママも不注意も、
当人がその気になれば
自分で治せます


ADHDはそれぞれの症状が
自意識の改善では治りません


これは脳が損傷している為に起こる障害で、

一生治らない事もあります。

それ以前に、周囲から劣等生と呼ばれ傷つき、
症状が悪化する場合が残念ながら非常に多いです。


他にも
・喜怒哀楽が激しい
・キレやすい
・思いやりがある
・好きな事にのめり込む
・じっとしていられない
・マシンガンのように話す
・空想にふける
などの特徴もありますが、全部が全部あてはまるワケではありません


ADHDの症状は千差万別。







V.ADHD症状例

◆◆◆◆◆

数学の応用問題などが

解決しにくい。

◆◆◆◆◆

目や耳から入る

様々な情報を

整理する事ができなく

雑音や気になる事に

すぐ気がそれてしまい

リーディングなども苦手。

◆◆◆◆◆

ちょっとした手伝いを

言い付けられても、

何を頼まれたか

忘れてしまう。

◆◆◆◆◆

しかし好きな事、

興味のある事など


他人以上に頑張り、

好きな学習嫌いな学習

能力に大きな開きが出る。

◆◆◆◆◆

その為、周囲には

「身勝手な性格」


ととられやすい。

(悔しい…!)

◆◆◆◆◆



W.ADHDとADD LD MBDの違い


ADHDと共によく聞くのが
ADD(Attention Deficij Disorder/注意欠陥障害)と、
LD(Learning Disubility/学習障害)。


症状的には余り違いがなく、学校等ではよく3つを同一視して扱う所もありますが。

基本的にADHD&ADDは、医学的にADHDを細かく区別した呼び名であって、普通にADHD=ADDでも差し障りはありません。


「どっちなのかハッキリ知りたい!」
と申されましても、ADHDとADDの診断規準は非常に曖昧で未だ、コレがADD(ADHD)だ!と言った基準が無いのです。


LDADHD(ADD)の違いは、前者は小脳、後者は前頭葉の損傷からくる障害であり、症状に余り変わりはありません。が、LDはADHDと違い、言語障害を起こす事があり、またADHDはLDと違い、耳で聞いた事が脳に伝わりにくい・すぐ忘れてしまう聴覚認知障害の性質があります。
しかし言語障害が無いLDもあり、聴覚認知能力があるADHDもあり、そうなるとADHDかLDかという判断は困難を極めます。



MBD(Minimal Brain Dysfunction/微細脳機能障害)とは、簡単に言えばLDを病気と考え、医学的に見た時の別名です。
(LDは、教育・心理学的から生まれた診断概念名)




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