別冊ウルトラマンレックス
□エピソード7.50 繋いだ手
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「じゃあ…もどりましょうか。」
「…はい…。」
シマノは無理やり笑顔を作り基地に戻り始める。
基地に入ればただのSTAP隊員と総監に戻ってしまう…。
ほんとならもう少し一緒にいたい…、お互いの気持ちはわかってはいるが任務第一、それもお互いわかっていた。
二人は基地からそう遠くなく、街全体が見える丘がある公園に自然と足を運んでいた。
「キレイですね…。」
「え?あぁそうですね…。」
二人はそれ以上喋らず、街を見つめていた。