別冊ウルトラマンレックス
□エピソード3.15 住めば都、されど多難!?
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ここはグラウンド・ネスト地下にあるコンバットシュミレーションルーム。
ここでは、主に射撃訓練などを訓練する特別室である。
『じゃあカドクラ、レベル9シュミレーション、開始!』
ミヅシマが手元の端末のスイッチを入れると2mほどの障害物数個と共にザラブ星人が3体出現し、目から怪光線を放射してきた。
カドクラは障害物に隠れ、マグナムガバメントを素早くホルスターから抜き、勢いよく飛び出し、まず一体撃ち倒す。
ザラブ星人も再び光線を撃つが、カドクラはジャンプし素早く数発発砲しザラブ星人3体をあっというまに片付けた。
『シュミレーション終了。仮想空間解除。』
マイクでミヅシマがそう告げると、全ての仮想物が解除され、なにもない空間になった。
「また記録更新か…。俺の記録がパァだな…。」
ミヅシマがそう言いながら缶コーヒーとタオルをカドクラに渡す。
カドクラはありがとうございます。と一言告げるとタオルで額の汗を拭う。
「いやぁ〜いい射撃の腕だねぇ。」
「そうですか?」
「もうこれ以上レベル上げられないぞ?」
「そうですか?じゃあ今度から手加減します。」
「余裕だねぇ。今度ウエモトに言って改造してもらうから。」
カドクラが缶コーヒーを開けて飲み始めると、ミヅシマのモバイルウォッチがなり始めた。
「はい、ミヅシマ。」
『シマノです。すいませんがカドクラ隊員を総監室にお願いできまして?』
「了解しました。」
そしてそれを伝えると、カドクラは総監室に向かった。