別冊ウルトラマンレックス

□エピソード7.50 繋いだ手
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「もう夕方ですね…。」



「ですね…。」



カドクラとシマノはメトロポリスに来ていた。



「なんか…あっというまでしたね…。」



「そう…ですね…。」



たまたま休みが重なり、付き合うようになって始めてデート…。
恋人繋ぎで繋いだカドクラの左手は熱いまんまだ。



(もう…終わりか…。)



カドクラはこの日の夜からまた任務に復帰しなければならない。



(もう…終わり…なんですね…。)



そう思うとシマノは少し悲しくなった。



次に休みが重なるのはいつかわからないから、悲しさが増えてしまう。
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