赫い鼓動
□社会人の憂鬱事
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「ハイ、コーヒー」
「オマエ、コレ・・・寒ィんじゃんねぇのか?」
「先輩のほうが、ネコみたいに蹲って寝てたよ?だから、かけたんだよ」
「その・・・あんがとな///」
「いえいえw」
何か・・・機嫌いいな、コイツ。
「先輩、早くコーヒー飲んだら?冷めちゃうよ?」
「急かさなくても飲むっつの」
ゴクン・・・ッ
「先輩、僕お手洗い行って来るから待ってて」
「おう」
カメはそう言うと、スーツを着なおして出て行った。
「なんだアイツ・・・」
オレはゴクゴクとコーヒーを飲み干した。
先輩・・・・・?
コレ以上僕を誘わないでよ?
もう、こんなに待ったんだから・・・―