Sumire&Tomoe

□ともゑと菫
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「すうちゃん…ゆっくりね。」

「わかった。」

「う゛…。」

「とも…。あんまり固くなるな。」

「だって、怖いんだもん。」

「大丈夫だから。そんな顔するなよ。まだ、何にもしてないんだから。」

「じゃぁ…入れる時は、言ってよ。…心の準備するから。」

「わかったから、力抜けって。いくぞ。」

「…ぅん。…ぐ。」

「もうちょっと…奥に入れるぞ。」

「…ぅ。…い…痛いって。すうちゃん…あんまり壁にあてないで。」

「ともが動くからだろ。じっとしてれば、大丈夫だ。」



「ぁ…やだ。すうちゃん…そんなに強くしたら…。」




「よし…。いけたぞ。ほら、もう膝から降りろよ。」

「うん、ありがとう。」

「たまには、きちんと自分でしろよ。耳掃除。」

「だって、自分じゃ怖くて、奥まで入れられないんだよ。」

「俺にしてもらっても、怖がってただろ。次からは自分でしろ。」

「え〜。いやだよ。もぅ、珠美ちゃんに頼むしかないかな。」

「桐原に?」

「珠美ちゃんに膝枕して貰って。う〜ん。でも、僕がしてあげるのも、楽しいかもしれないし、今度お願いしてみようかな。」


「俺だって、桐原に膝枕…して欲しいから。…お前だけなんて、ズルいぞ。」


「じゃあ、今から珠美ちゃんちに行こ。ね。すうちゃん。」

「そうだな。」






おわり
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