ギャラクシーエンジェル
□第二章
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【エルシオール/神殿】
シヴァ「そなたが新任の司令官か。マイヤーズという名だそうだな?」
美しい顔立ちをした少年は冷ややかな声をかけてきた。
ふたりの侍女に付き添われて自分たちの前に立つその少年こそ、
『シヴァ・トランスバール』
ただひとり生き残った皇子。
敵艦隊が去り、艦の応急処置も一通りではあるが、ようやく一段落ついたところで、タクトとレスターの2人はシヴァ皇子に拝謁するため、エルシオール内の "神殿" にやってきたのだ。
シオン「(だからって、何故に僕まで……)」
そう。タクトとレスターの他にシオンもつきあわされている。
それは先ほどの話である。
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