セーラームーン

□君と噂になるのも悪くない
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そんなことを考えてたら案の定二人の女子がやって来た
あー最悪…




「あの、これ読んで下さい…」





そんな僕の気持ちを無視して一人が手紙を渡してきた

………ラブレターか





この二人をきっかけに更に人が集まってきた
僕の名前を呼んだりプレゼントみたいな物まで差し出してきたりした
この人数を相手にする気力も抵抗する力も無い
どうしようか…




「あのさ…「ごめんなさい、今の夜天はスリーライツの夜天光じゃなくて夜天光個人として学校に来てるの。プライベートだからそういうのはお断りさせて下さい。…行こ、夜天。」…あ、うん。」




僕が喋ろうとしたのを遮って、まるで僕を庇う様に前に君は立った
集まってきた人に謝り僕の手を掴みその人混みから僕を引っ張ると校舎へと向かい始めた
それに困惑する女子達みんな呆然と立ち尽くしている



そいつ等を尻目に僕は君の手を強く握り締めた
そうすればそれに気付いた君はこっちを見上げて笑ってくれた





毎日こんな状況だから僕達が付き合ってるって噂も流れてるけど、実際まだ友達止まり
ま、この噂がもう少し広まったらきっかけになるかな








君と噂になるのも悪くない
(だからまだ好きなんて言ってやんない)





End












あとがき


初夜天夢でした。
書き易い、かな。


名前変換無くてごめんなさい。




タイトル:確かに恋だった


2009.09.25





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