進撃 小説
□進撃の巨人 3
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『あれからもう二年か・・・』
桜の木に手をあてヴェアルはポツリとつぶやいた
すると小さな影がこちらに近づいてきた
「おねぇちゃん!」パタパタ
『また来たの?』
「うん!今日はおねぇちゃんに会える気がしたから」
少女、葵はニパッと笑いながら言った
『葵・・・あんたって子は;;』
「あれ?おねぇちゃんに葵の名前言ったっけ??」
コテンと首をかしげながら聞いた
『おねぇちゃんは魔女だから名前くらいわかるよ』
「そっか!」
『そういえば木苺あるけど食べる?』
「食べる! モグモグ
この木苺おいしいねおねぇちゃん!!」
『そう、よかった
今日は葵が来るって桜が教えてくれたからね』
「桜が?」
そういいながら桜を見上げる葵
『この桜には不思議な力があるからね』
「どうして?」
『この桜は この地を守ってる土地神様の眷属なんだよ』
愛おしげに桜を見つめるヴェアル
葵はそんなヴェアルに言った
「そっか!土地神様ってきれいな神様なのかな?」
『そうだね、心がとてもきれいな神様だよ』
ヴェアルは木苺の入ったバスケットを渡しながら葵に言った
「もうこんな時間!お母さんと約束してるから今日は帰るね!」
『うん、またね』
『人も魔女も生きていれば死が存在するものだ』
「ぉ・・かぁさ・・・・ん?」
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