進撃 小説
□終わらない恋
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向こうから近づいてくる男性二人に少女は笑って駆け寄った
『静司!』
的「?」
部「どうかしましたか?」
的「いえ、なんでもありません」
少女の言葉に一瞬周りに目を向けるが
何も無かったようにまた、前を向いて歩きだした
『っぁ・・・』
少女は持っていた花を落とし下を向いた
『またね』と言うと少女は姿を消した
本家に帰った的場が棚の整理をしていると一冊の本が落ちた
カタンッ
的「ん?・・これは、随分と懐かしいものが出てきたものですね」
その本、日記を開いたすると幼いときの思い出が溢れてきた
あれから何年たったのか分からない
的場家当主になって、多くの妖怪を祓ってきた
少女の声も名前も忘れていたそして姿さえも
パタムッ
「いったい彼女はいま何しているんでしょうかね」
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