暇つぶしor小説part2
□好きだったはずなんだけどね
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ぼんやりと暗い部屋の中
独りでうずくまっていた
何が楽しいのかうれしいのか外で騒ぐ人たちの声がする
何も考えたくなくて知りたくもなくて
ただうずくまる
「さみしいなぁ」
思わずつぶやいた言葉は暗闇に消える
仕事に行って帰ってすぐ寝てすぐ仕事
そんな毎日を送っていたせいか
今まで何を楽しんでいたかすら忘れてしまった
知り合いや友人も誰にも言えなくて
暗い部屋で一人ぼんやりとしてた
どうすればいいのかどうしたらいいのかわからない
あぁもうこのまま夜が続けば何も考えずにいられるのか
くだらないつまらない
いつもならば切り捨てることを繰り返し考えてしまう
私は何のために生きてるんだろう
「好きだったはずなんだけどね」
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