暇つぶしor小説part2

□明けない夜はないよ
1ページ/1ページ





「明けない夜はないよ」



誰かがいった言葉をずっと考えてた

夜が明けなければいいのにそういったときに言ってくれた人



もう昔のことで思い出すこともできない

いったい誰が言ってくれたんだろう



ふとした拍子に思い出していた

いろんなことをして笑て喜んで泣いていた



「昔は良かったなぁ」



繰り返し言い続けた言葉

誰にも言えなかった言葉



どうしたらいいのかわからないなんて

思ってもいないくせに




意識が上昇する

周りのみんなは楽しげに話していて



「何の話してるの?」




今まで考えていたことを捨て何もなかったかのように話に加わる


「あ、起きたのー?いや今さぁ!!」



意識が戻ると同時に何を考えていたかすら忘れてしまう



そして私は同じ一日を繰り返す

いつかまた思い出すであろう言葉を忘れて





「明けない夜はないよ」










[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ