暇つぶしor小説part2
□明けない夜はないよ
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「明けない夜はないよ」
誰かがいった言葉をずっと考えてた
夜が明けなければいいのにそういったときに言ってくれた人
もう昔のことで思い出すこともできない
いったい誰が言ってくれたんだろう
ふとした拍子に思い出していた
いろんなことをして笑て喜んで泣いていた
「昔は良かったなぁ」
繰り返し言い続けた言葉
誰にも言えなかった言葉
どうしたらいいのかわからないなんて
思ってもいないくせに
意識が上昇する
周りのみんなは楽しげに話していて
「何の話してるの?」
今まで考えていたことを捨て何もなかったかのように話に加わる
「あ、起きたのー?いや今さぁ!!」
意識が戻ると同時に何を考えていたかすら忘れてしまう
そして私は同じ一日を繰り返す
いつかまた思い出すであろう言葉を忘れて
「明けない夜はないよ」
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