読み物 小説満杯

□白黒
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一人は白を望んだ 一人は黒を望んだ
だけど 望みは叶わなくて逆に苦しんでいた


1人走って走って 走り続けた
逃げて逃げて逃げ続けた
届かない願いを持ち続けた
逃げて逃げて何を見ているの?


泣いても何も変わらない変われない
変わる事は無い無い無い


出会う事無くすれ違う
どこに居る ここに居る
届かなくて 見えなくて 探してた
白黒 黒白 白白 黒黒


見たくて 見たくなくて 見てみたくて
黒なら見える 白なら見えない


思っていたことはちがくて
苦しんでそれが事実だった

冷たくて 熱くて 悲しくて 嬉しくてすべてが真逆だった

消えないで ここに居て全てを満たす
君は何処へ 君は此処へ 泣かないで此処に居て


触れて触れれなくて 白白 黒黒 白黒 黒白
見えない全ては此処にあって


焼ける手と凍る手を繋いだ 離さない様に強く強く

一人にしないように 強く 優しく



それが全てで暖かくて心地よくて泣きそうになった

お互い笑って歩き出した見失わない様にゆっくりとあるいた










ネクスト

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