□現実ナ夢
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目が醒めるといつも君がいて


目が合うと優しく見つめ返してくれる

私の現実スタートは
いつも純白のベッドの上で

彼は窓の景色を眺めて
私の目覚めを待っていてくれる




独特な病院の香がすっかり慣れてしまったの


そう言って私は彼に笑いかける


彼の表情は見えなかったけれど
毎日こうして貴方と話す時間がどれだけ私にとって楽しいか知らないでしょ?


個室で独り天井を眺めるのはつまらないのよ?






ね、レン。



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