腐夢

□ボンゴレのエースクンとヴァリアーの天才クン
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リング戦後。ぼくは変な奴になつかれたようだ。
いつものように応接室で事務処理をしていたら突然扉が開いた。

「ししっ・・・こんにちはエース君。暇だから王子遊びに来ちゃった。」

ドアからひょっこり顔を出して言う。

「・・・・。きみ。何しに来たの?僕忙しいんだよね。帰ってくれる?」

「ししっ・・・別にエース君が忙しくってもかんけーないし?」

「あのね。・・・で?何か用?噛み殺されにきたのかい?自称天才君」

ドアから顔だけを見せてこちらを覗いている自称天才君を中へ入るよう促す。もちろん愛用のトンファーを構えながら・・・・。

きょろきょろと不思議そうに中を見回している自称天才君にトンファーを振り下ろすがすんでのところでかわされた。

「チッ・・・もう少しだったのに・・・。」

舌打ちをしてもう一度トンファーをふりおろそうとしてみたがやめておいた。

「まあ・・・いいよ。・・・で君は何しにここへきたの?君みたいのがここへくると風紀が乱れるから帰ってほしいんだけど。それに・・・」

「べっつにぃー。王子暇なの。だから校内見学?ねえ。エース君。王子の名前覚えて
る?」

突然やってきてこの発言・・・。君の頭の中は理解不能だね。ちょっと頭が痛くなるよ・・・。でもまあ僕の質問に答えたから自称天才君の質問にも答えてあげるよ。

「知らないし。興味もないよ。」

そう答えると自称天才君はちょっと切なそうな表情を浮かべる。でも切なそうな表情はすぐに元に戻った。

「そういう君は僕の名前知ってるのかい?」

そう質問を投げかけたらすぐさま返事が返ってきた。

「雲雀・・・。雲雀恭弥・・・。」

「・・・。ワォ!ご名答。・・・良く・・・わかったね。」

まさか自称天才君が僕の名前を覚えているとは・・・。正直驚いたよ。

「ベルフェゴール・・・」

「?」

「王子の名前。ベルフェゴールって云うの。」

「そう。」

「そう・・・ししっ・・・覚えろよ。エース君」

自称天才・・・もとい天才君は笑って応接室のソファーに座る。
しかたがないのでそのまま座らせておいた。
本当はイヤなんだけど・・・。
まあ許してあげるよ。呼び方も自称天才君から天才君に変えてあげる。どうしてかわからないけど・・・。
さっきの笑顔が可愛かったからね。
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