短編小説
□好きな人
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鳴海視点です。
※本誌のネタバレ多少ありです。
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ここは初頭部B組
「なあなあ、鳴海先生って好きな人おる?」
「んー・・・いるよ」
「だれだれ?ウチの知っとる人?」
「うん、蜜柑ちゃんが知ってる人だけど内緒。
でも、僕の片思いなんだ。」
ふとあのなつかしい学生時代を思い出す。
いつも先輩が隣で笑っていて
あの2人のおかげで僕は初めて人生に色があることを知った。
そして苦しい恋も知った。
それでも僕にとっては全部大事な宝物・・・
あの頃当たり前のようにいたけどもうそばにはいない・・・
「鳴海先生・・・?」
「あ、ごめんね。今その人のことをいろいろ思い出していてね。」
「鳴海先生の好きな人はアリス学園におらへんの?」
「昔はいたけど、もう遠くへいっちゃったんだよね・・・」
あの時は人生最大に苦しかった。
「なんか寂しいなあ。もしかしてよけいな事聞いてしもうた?」
「そんなことないよ!僕には蜜柑ちゃんやみんながいるから寂しくないよ!」
「そっか!よかった〜」
ねえ、蜜柑ちゃん、今の僕があるのは
君のお母さんのおかげなんだよ。
いつかそのことをちゃんと教えてあげられたらいいな・・
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本誌の内容ちょっと入っちゃいました。(^^;
学アリ読んでいる人だったらこの内容分かりますよね・・?
感想いただけると嬉しいです(^-^)/