長編小説
□序章・弐話『加速する運命の歯車』
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「……!!」
「………。」
或(ある)家からは今日も口論する声が響いてきています。
平和な事ですねぇ。←
「おい!管理人!何が平和だよ何が!!」
「…全く…、歩狐もフコも煩くて適わないよ…。」
ナレーションの私(管理人)にツッコミと愚痴を言うこの家の住人。
…アレ…?歩くん?私も煩いのかな…?(T^T)
「ノリです☆(爽笑み)
それより早く話を進めて下さい?(黒笑)」
Σんなっ…?!……解ってますよぉ…。
口論の原因は歩の書いた楽譜である。
「あ、てめっ…!逃げんな管理n……、(;`皿´)」
「……フコ……。」
「Σ(◎o◎;)…ッッ!!」
……血をも凍らせるかの様な無感情で冷たい声……。
「これを、キミが、歌うんだよ?さあ。」
「……Σハッ……、だから、音が、ズレてるって言ってんでしょうが!」
そう。
歩は音のズレがかなりある楽譜の歌をフコに歌わせようというのです。
「わざとだよ。(キッパリ☆)」
しかも、わざと変な音にしてある歌を…。
「……っ!慣れてきた途端これかい、相棒…。」
フコは今にも飛び掛かりそうな程頭にきていた―――が、
――――間。―――――
≡≡≡『!!』≡≡≡≡
2人同時に何かを察知し喧嘩は終了を告げた。
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