DREAM翔説

□ミセテクレ
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「おい!原田!」

私の頭をノートでたたいたのは
体育教師の櫻井聖也先生。

25歳で顔も整っており
女子生徒からとても人気。

告白も何度かあるらしい。


あたしも、櫻井先生を好きな生徒の一人である。



「すいません。」
あたしは授業中に寝てしまったらしい。

「体育の授業で寝るなんて初めて見たぞ。今度から気をつけろよー。」

櫻井先生はあまり怒らない。
でも怒るときはすごく怖いらしい。


「起立ー礼ー着席ー。」

日直のあいさつが終わると櫻井先生があたしを呼んだ。

「原田ー今日寝てたお仕置き。放課後、体育研究室に来い!」

「え!あ、・・・はい。」

「大丈夫!怒らないから。」


・・・怒らない・・・んだ。

何するんだろ?


あたしはその後の授業から
放課後が待ち遠しくてたまらなかった。

呼び出されたことが、少し嬉しかったりした。




あたしが先生を好きになったのは初めての体育の授業・・・
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