12/13の日記
19:47
ガゼル パラレル
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冷房の人工的な風を受け、髪がさらりと靡いた。
鬱陶しいそれを手で後ろに払い除ける。
幼い頃から長さを違えていない、仄蒼い銀の私の髪。
太腿で真っ直ぐに整えられている。
わざわざストレートにしてまで…お父様が私に誰を重ねているのかは知らないが。
嗚呼、考えること自体面倒くさい。
どうせ此処から出られはしないのだから、無駄に疲れることはしたくない。
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