04/16の日記
11:05
塔子と細氷男子
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「あたしもやりたい!入れてくれないか?」
「ああ、良いぞ」
「!…ありがとな!」
塔子は満面の笑みを浮かべた。
こうして仲間に入れて欲しいと頼んだ時、雷門は兎も角、大抵の男子は「やれるのか?」などと訊いてくる。
女だからだとか、そういう理由で。
その不躾な視線が、差別が、塔子は大嫌いなのだ。
だが彼らは雷門の皆と同じく、何にも訊かずに受け入れてくれる。
それが堪らなく嬉しい。
一方、風介達は。
目に見えて機嫌が良くなった塔子を少しだけ不思議に思い、それでも追求はしなかった。
先程の遣り取りとて意識してやった訳ではない。
ただ単に、ダイヤモンドダストの女子メンバーはやれないものに「やりたい」などとは言わないから。
彼らの女子の基準は彼女達だ。
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