04/26の日記

21:04

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彼女はまるで人魚姫だ。
想いを告げる声を持たない哀れな女。
歩く度の激痛に耐え忍び、ただ只管に彼の傍らへ在ろうとする。
薬はさしずめ、忠誠心と立ち位置かな?
さぞ苦かったろうに、甘いと言って飲み干したんだろう。
これは勝負だ。
彼に彼女の声が届くのが先か、俺が彼女を干からびさせるのが先か。

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