詩
□貴方
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貴方の顔は、春の陽射しの様です。
凍りついた私の心を、ゆっくりと確実に溶かしていきます。
貴方の両手は、大きな毛布の様。
私の硬い体を優しく包んでくれる。
貴方の鼓動は大地を踏み締める音。
力強く私に生きる力を与えてくれる。
もう少し、凭れていいかな?
私が立ち上がれるまで。
もう少し、抱かれてていいかな?
貴方の温もりを体に染み込ませたいの。
そうしたら、貴方と手を繋いで歩いていくね。
たとえば、おじいちゃんとおばあちゃんになっても。
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