Short Dream

□いつか
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いつか 俺は死ぬだろう病気で死ぬか殺されるかそれは分からない。

だが 死ぬということは避けられないことだと思う。

俺がこの世に生まれた時から
終わりへとすすんでいっているのだと思う
幼稚園に通い
小学校へ入学し
中学校に入学し
高校に入学し
お前と出会った。そしてある時お前は言った


「終わりは避けられないのよ、人間死ぬときは死ぬの。
それが運命なの、運命は自分じゃ切り開けない、仲間と切り開くものじゃない、
運命は変えられない。どうもがこうが一緒の事なのよ」

そのとき、言っている意味がよくわからなかった
何を俺に伝えたかったのか、どうしてそんな事をいきなりいいだしたのか、
意味が分からず俺は軽く受け流した、

「(ああ、馬鹿だなあ、俺)」

あの時受け流さず、きちんとお前とはなしていたら
こんなことにはならなかったのかなあ、
今更ながらそう思う、

言葉を残してお前は消えた、
誰にも何も言わず、任務から帰ってきたときには
もういなかった、
さがした、ずっとさがしていた
2年たっても3年たってもお前は見つからないまま、
時だけが流れていった。

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