Short Dream

□ザ ン ザ ス
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浮気シリーズ 01.
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「…っ、あ」

「ふ、」

「ザン、ザ…っス…ぁあっ」

「名無しさんっ」

「ぁああああっ!」



ぱたり、と果てた女と
どすん、と女に倒れこむ男


「?、どうしたの」

甘えるように、首筋に顔を埋めるザンザス
何かあったのかしら、?

「お前、ベルと寝たらしいな」

何で知ってるのか、と問いかけようとしたが
どうせ、あの自称王子がペラッと言ったのであろう。



「(あの糞餓鬼。)」


「否定はしないんだな。」


「あ、ああ寝たわよ。お金に困っちゃってね」


金に困ったなんて嘘だけど。


「…今の給料じゃ足りないのか」


これ以上増やされても使い道がないから困る。


「いいえ、急にお金が必要だったの。もう大丈夫」


「そうか…何かあったらすぐに言え。」

「ええ。」


「…もう俺以外と寝るな。」


「どうして?」

「考えるとムカつく。」


「ふふ、それは無理よ。貴方だっているでしょう。」


「…」


「綺麗で心優しい奥様。こないだの夜は少し激しかったようね」


ふふ、っと笑うコイツ。


「奥さん細いし繊細だから折れるよ、身体も心…きゃっ」


ばふん


ザンザスは私を押し倒した。


「…何?」


「…もう、黙れ。」



愛人。

(コイツは知らない。俺の気持ちを。)

(ふ、結局は雄犬。)



あのザンザスが私に遊ばれてるなんて
周りも、本人も、わかってないでしょうね





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浮気?

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