特別版!!
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私達はただの幼なじみで…
ただの友達だった。
でも年を重ねていくうちに各々の心の変化が…
「ねぇ、スリザリンのあなたがいつまでグリフィンドールの奴等と仲良くしてるのよ」
「あなたには関係ないでしょ…仲良くして何が悪いの?行きましょ、リリー」
リリーと2人、教室から出ようとした時にスリザリンの何とかって言う子に厭味ったらしく言われた。
純血の私と仲良くしたいみたいだけど、正直性格が悪い奴はお断りよ。
「最近多いわね…ああ言う風に言われること」
リリーが心配そうに呟いた
「ええ、私なんでスリザリンなんだろう」
「それはあなたは由緒ある……?」
リリーの口の前に人差し指を立てて、リリーの言おうとしていることを止めた。
「私ね…グリフィンドールならよかったのにって思うの…そうすれば、リリーともいつでも一緒に入れたし、“純血”なんて言葉も気にしないで済んだのに…」
私がため息をついて落ち込んだ様子を見せれば、リリーは笑顔で「寮が違っても私達は親友よ」って言ってくれた。私は横からリリーを抱きしめた。
「ありがとうリリー」
私達は仲良く手を繋ぎながら次の教室に向かった。
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