花ことば・神話辞典

【き】 6件

【桔梗 (ききょう)】
花言葉 変わらぬ姿


【黄水仙 (きすいせん)】
英名 ナルキソス
ヒガンバナ科
原・南ヨーロッパ
花ことば 愛にこたえて

森の奥の美しい泉。
喉がかわいたナルキソスが、泉に顔を近づけると。
魅惑的な水の精がナルキソスにキスしようとしています。
思わず抱きしめようと手を伸ばすと、からかう様に消えてしまいました。

そしてまた顔を見せる…
それを繰り返すうち、ナルキソスは報われぬ恋に痩せ衰えて死んでしまいました。

水面に映っていたのは自分だった事に気づかないまま。

やがて、泉のほとりに水仙・ナルキソスが咲きました。

ぱひぱひ日和様へ情報提供してます。
ぱひぱひ日和


【きつねのまご (きつねのまご)】
花ことば 可憐美の極地

キツネノマゴ科

原産地 アジア ヨーロッパ 熱帯

穂の形がキツネのしっぽに似ている。が、小さい草のため「狐の孫」と名付けられた。

熱帯を中心に世界の温暖地帯に広がる。

くちびるの形をした花。

うすい紫の花もあります。

小さい花蜂が、花冠の中心に潜り込む時、花の入口に揺れる2本の雄しべに触れて、体に花粉が付く。

根ごと抜き、陰干し。
それを煎じて飲めば気分が落ち着く、精神安定剤になる。

お酒に浸して飲むと、催眠作用があるとも言われる。


【きづた (きづた)】
花ことば 友情
ウコギ科
原産地 ヨーロッパ

ギリシャでは、結婚を司る神ヒュメイオスをまつる婚礼の祭壇には必ずきづたが飾られる。


男に守られて生きる愛のシンボルとして、また何時までも離れずに暮らす意味を込めて、女性から男性にきづたをプレゼントする習慣があります。


男性はきづたの花輪をかぶっていると、よい女性と悪い女性とを見分ける力を授かり、魔女を一発で当ててしまうという。


【金鳳花 (きんぽうげ)】
花ことば 子供らしさ

きんぽうげ科

原産地 ヨーロッパ

「ラナンチュラス」
語源は「ラーナ」蛙のこと。
蛙が沢山住んでいる場所に、好んで育つことから来ている。

英名は「バターカップ」はこの花の色と形からの連想。

「王様の杯」「黄金の盃」「黄金の担い手」「カッコウの坊や」

などの別名をもっている。


【ぎんばいか (ぎんばいか)】
花ことば 愛のささやき

テンニン科
原産地 南アジア

アダムが楽園を追放された時、
神が3つの王をもって出る事を許したといいます。

果物の王「ナツメヤシ」

食物の王「コムギ」

香料の王 「銀梅花」


もうひとつ、血なまぐさい昔話があります。

メリクリウスの息子 ミュルティロスはペプロスという男に買収され、戦車に細工して、戦車競争に勝たせました。


約束の報酬を求めると、ペプロスはミュルテロスを海に投げ殺害してしまいました。

父は息子をかわいそうに思い、神に願い、美しい白い花、

銀梅花に変えてもらったという。



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