Prince of Tennis〜short story
□ストロベリー
3ページ/6ページ
「そんなに可愛いと…襲っちまうぞぃ?」
「っ!!///」
丸井先輩の手が意識的に腰に回された。チュッと、唇にキスをされる。
「ま、丸井先輩…止めて下さ…」
震える手で丸井先輩の胸板を弱く押しても、丸井先輩は退かなかった。
「なんだよぃ…俺としたくないの?」
下から覗き込むようにして俺を見る丸井先輩は可愛いかったけど……けど!!
「ブン太〜?今は部活中だよ……?あんまり赤也にちょっかいかけてると…真田のビンタが待ってるからね?」(暗笑)
「ゆ、幸村君!!;」
そう、みんなの前で丸井先輩は堂々とイチャついてくるので、テニス部のメンバーの目が痛い。
「ちぇっ!!赤也今日、帰りにアイス食べに行こーぜっ!!今日は特別に俺が奢ってやるぜぃ」
「!!!本当っスか!?でも何で…」
いっつも奢ってくれないのに。
と暗に言ってみると、丸井先輩は俺の耳元で囁いた。
「赤也が今日、めちゃくちゃ可愛いかったから♪」
と機嫌良く言われて、赤みがさめていた、俺のほっぺは再び赤く染まった。
「ブン太ー??」
「ひ、幸村君…(汗)!!じゃあ、また後でな!!」
そう言って、丸井先輩はテニスラケット片手にジャッカル先輩とダブルスの練習をするために走っていった。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ