Prince of Tennis〜short story

□シンデレラ
1ページ/9ページ


―ある日の立海

幸「みんな聞いて欲しい事があるんだ。」

柳生「どうしました?」
仁「…あの顔は絶対何か企んでいるナリ(ボソッ)」

幸「何か言った?仁王?…あんまりおかしな事言うと、犯すよ。」

仁「…勘弁してくんしゃい…」


柳「それで?聞いて欲しい事とはなんだ?精市。」


幸「あ、うん。真田、言って。」

真「う、うむ…実は…


我がテニス部で劇をする事になった。」


全員「「「「「「劇ーー!?」」」」」」

赤「…何で劇なんスか?」

幸「もうすぐ、文化祭だろう?部活発表は何が良いかなって思って思いついたのが…」

柳「劇という訳か。…何をやるんだ?」

幸「ふふふ〜それはね〜」

ブ「…あの笑顔が怖いぜぃ…」


幸「題名はシンデレラ!!配役はくじだよ!」

全員「「「「「「シンデレラーーー!?」」」」」」


ブ「配役はくじって…冒険だろぃ…」

仁「シンデレラに真田やジャッカルが当たったらどうするつもりじゃ…」

幸「そんときはやり直しに決まってんじゃん。キモいシンデレラなんて見たくないよ。」


ジャ・真「………」

赤「…ドンマイ先輩達……」


幸「じゃあ、いくよっ!!くじをみんな一斉に引いてー!!」

赤(絶対シンデレラはヤダ…)

柳(赤也がシンデレラだったら、王道なのだが…精一のくじだからな…確率が読めん…)

仁(参謀が王子で赤也がシンデレラだったら王道なのにのう…)

柳生(…当たり障りのないやつでお願いします…)

真(どんな役でもやりきってみせる!!)

ブ(俺はやっぱり天才的な王子がいいよなぁ…)
ジャ(…脇役でお願いします…神様…)


幸「心の準備は良い?せーので引くよっ!!…せーのっ!!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ