捧げ物・宝物
□Sweet Lip
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「ん、う…」
「…、っは…」
ある昼下がり。他の生徒が授業の最中だというのに、ある男子生徒二人は屋上で逢瀬の最中だった。
「は、んン…、丸井先輩…」
「…、赤也」
片方の男子生徒を抱き寄せて口づけをしているのは、赤い髪が印象的な丸井ブン太、その熱い口づけを受けているのは切原赤也であった。
「ふあ、ん……?」
赤也は丸井に口づけを受けている最中に、何故か違和感を感じ首を捻る。
「なんだよ…赤也、集中しろぃ」
丸井がそう言うので、赤也は違和感が何なのか追求する事も出来ずに口づけに没頭した。
「…!!」
丸井が赤也の唇を舐めると突然の刺激に赤也は体を揺らす。
「赤也…お前…」
その様子に、丸井は眉をひそめて赤也を見つめた。
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