Prince of Tennis〜short story
□アナタだけ
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初めて会ったその時から、もうアナタに溺れていたのかもしれない…
「赤也」
あなたのその声で呼ばれると全身が甘く痺れた。
「……いけない子だね。また、草試合で相手の選手を病気送りにしたんだって…?」
アナタのその瞳に溺れて行く…
俺はいつも、ワザとアナタの気を引くために幾つもの罪を犯す…
「お仕置きが必要かな…」
幸村部長、アナタだけなんです。
……俺をめちゃくちゃに出来るのは
だから…何も考えなくて済むように…めちゃくちゃにして?
俺だけが知っている、優しくて儚い幸村部長……
ねぇ、二人っきりでどこまで溺れられる……?
深くて暗い、罪という名の海へと…
END
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