捧げ物・宝物

□白石家の新年
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幸「政宗殿、精市殿、赤也殿、御覧下され!!此方に御神籤(おみくじ)が!!」(キラキラ)

精「本当だ。せっかくだから、やっていくかい?赤也」

赤「はい!!…あ(ハッとする)精市様が良ければ…」(もじもじ)

精「ふふ、良いよ。…巫女さん、おみくじ4人分ね」

巫女「400円で御座います」

精「はい」(400円渡す)

赤「…!!そんな、精市様に払って貰うなんて!!」

幸「申し訳無いで御座るよ!!」

政「二人共、今日は精市兄さんに甘えとけって」

幸「しかし…」

精「政宗の言うとおりだよ。一応、一家の長男だし、小さい頃から弟達の分も買ってたから、気になんないよ(微笑)…そういや小さい頃、政宗が大凶が二回当たって半泣きだったよね(笑)可愛かった〜」

幸「えっ、半泣きで御座るか!?」

政「ちょっ、おい精市兄さん!!それは言わねぇ約束だろ!?」(赤面)

精「だって、可愛いかったんだも〜ん」(笑)←政宗をぐりぐり撫でる(笑)

赤「政宗様にもそんな時期が…ははは」

政「わ、笑うなーっ、頭を撫でるなーっ!!」(ジタバタ)

幸「政宗殿の子供時代はさぞや可愛らしかったのでしょうな!!某も見とう御座った!!」

政「み、見なくていい…」(真っ赤)

精「ま、政宗弄りも此処までにして、さぁ赤也どーぞ。したこと無いでしょ?おみくじ」

赤「…!!精市様…」

精「うん?」

赤(ちょっと涙目)「…有り難うございます!!」

精「うん」(微笑み)

政「俺たちも引こうぜ」

幸「はいっ!!政宗殿が大凶を引くよう願っておりまする!!」

政「いや、もうその話題は止めてくれ…」(げんなり)

赤「……えいっ!!」

精「…う〜ん、これかなぁ?……政宗達も引いたら見せ合っこしようね」(ニヤニヤ)

政「精市兄さん、何ニヤニヤして…まぁいいか」

幸「ぬんっ!!」

政「…よし、引いたぜ」

幸「何だかドキドキしますな!!」

精「そうそう、気にしたら負けだよ政宗。じゃあ、行くよ!!せ〜のっ!!」

赤「えいっ!!……小吉?」

精「へぇ、赤也は小吉かぁ。幸村と政宗は?」

幸「えーっと…やった、大吉で御座る〜っ♪政宗殿は如何でしたか?」

政「……………」

幸「…政宗殿?」

赤「ま、まさか…」(何故かニヤニヤ)

精「政宗……」(笑いをこらえてる)

政「…………」(無言で紙を差し出す)

幸「…だ、大凶…で御座るな」

赤「……」(ニヤニヤが覚めて絶句)

精「あはははははは(笑)政宗可愛い〜〜っ!!」(政宗に抱きつく)

赤「せ、精市様!政宗様に失礼です(汗)!!……大丈夫っスよ!!俺も、吉より良いのか分からない微妙な小吉っスから!!ね、幸村さん!!」

幸「そうで御座るよ!!某なんて…だ、大吉ですが…でも所詮は御神籤で…」

政「大凶、か…」(ガックリ&涙目)

幸「…お、お可愛らしい!!」

赤「ゆ、幸村さん?精市様、笑ってないでなんか言って下さい!」

精「はぁはぁ…笑ったぁ……ゴホン。政宗、そんなの気にするから大凶なんて引くんだよ」

政「……………」

幸「駄目だ、本気で落ち込んでおられる…」



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