03/24の日記

20:18
地震のこと、それから…。
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約2週間前に関東地方と東北地方を襲った大地震。
地震によって崩壊してしまった街も、津波によって飲み込まれてしまった街も、また、原発の問題で大変な危機に晒されている街も…数え上げたらキリがありません。
未だ支援や物資が届かなく孤立無援状態の避難所や、ライフラインの復旧がままならない地域もたくさんあるでしょう。


そして、何千人という尊い命も奪われてしまいました。


わたしの友人のひとりも、そのうちのひとりであると。
それを知ったのは21日のことでした。
彼女とはゼミが一緒で、ゼミ仲間たちとご飯を食べたり、カラオケに行ったり、遊んだり…もちろん、提出日に間に合わないと必死に資料を作ったり、あの頃はほぼ毎日顔を会わせていたのに。

5人の名前を覚えたと嬉しそうに報告してくるから、聞いてみたら全然覚えられてなくて、彼女の中の5人には「ジェンス」というメンバーがいた。
5人ですら覚えられないのに、すじゅも教えてなんて無謀なこと…「5人をちゃんと覚えたらね」なんて言わないで、彼女が嫌がるくらいしつこく教えてあげればよかった。
雑誌に載ってた5人を、数回観せただけの『Sorry,Sorry』のMVをかっこいいって誉めてくれたのに。

地元に彼女のしたかった仕事の就職が決まって、みんなにネームプレートの写メを送りつけてきた。
わたしはあのとき、なんて返信したんだっけ…どうしてあの写メを保存してなかったんだろう。

ずっと連絡が取れなくて、心配だけど心配してなかった。
彼女がこの世からいなくなるわけないって思ってたから。
特に被害の大きい地域だからなかなかつながらないんだと思ってた。
もし連絡が取れても、職業柄とても忙しいはず…落ち着いたらまた連絡しようって思ってた。

もっと早く連絡してればよかった。

全部が後悔につながって、安穏とした日常生活に戻った自分が情けなく感じて…。
だけど、それじゃだめだよね。
わたしが彼女の分までいろいろ人生を楽しもうって思うんだ。
生きているわたしたちがこれからのことを見据えていかなきゃ、みんなが悲しむ。

わたしたちが彼女を覚えているから、きっと大丈夫。
本当は会いに行きたかったけど、それは叶わなかったから…でもいつか絶対に会いにみんなで行くよ。
みんなで約束したから、待っててください。


まだ余震も続いてます。
状況がよい方向へだけ動いてるわけでもありません。
でも間に合うこともたくさんありますから。


まずは後悔だけはしないようにしてください。


一刻も早く、被災されたみなさんがいつも通りの生活を送ることができますように。
一刻も早く、家族で離ればなれになっている方たちが近づけますように。

わたしの願いはただそれだけです。

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