学パロ

□男心と秋の空。
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女心と秋の空?
乙女心と秋の空?

よくわかんないけど
そんなの間違いだと思う。

だって私はこんなにも
貴方のこと思っているのに、いつも女の子達とお話してる貴方。

私のこと嫌い?
ただの友達?

今日もこんなことを
思い巡らせながらため息をついた。

私は窓側の席でほとんど目立たない。
それに加えてあんまり積極的ではない性格。

いつも話しかけられず、
女の子達と仲良く喋っている彼を見つめてはしゅん、と肩を落とす。

最近仲のいい貴方の席の後ろのナミちゃん。

授業中もすっごく仲が良くって。

―羨ましいな・・・。

私がナミちゃんになれたら・・・なんて。

出来もしない願いを抱いては叶うはずもなく過ぎていく日々。


ある日。貴方が声掛けてくれたね。

どうしたの、元気ないね?って。

すっごく嬉しかった。
だからつい「大丈夫」なんて嘘ついた。

そしたら

寂しかったら連絡してね。

ってメールアドレスを教えてくれた。

だから私にしては思い切って勇気だして告白した。

そしたら、「ありがとう、実は俺も好きだった。」

なんて。

やっぱり、うん。

男心は秋の空、だね。
 

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