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□もう君を離さない
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ずっと胸にしまってあった
君への小さな恋心。
もうしまっておくこと
なんか出来なくて‥、
君は俺のこの想い‥
ちゃんと受け取って
くれますか?



 ───もう君を離さない










今日の仕事は宿題くんの収録で終わり。

今さっきそれも終わって、みんなで楽屋に帰ってきたところ。



でもみんな帰るわけもなく、ニノはゲームを、俺は新聞を、松潤と智くんと相葉ゃんは三人で何か話している。


まぁ、俺は新聞を読んでいると言うよりも、新聞を読むふりをして、あの三人の話に聞き耳を立てているんだけど‥。





頭に入らない文字から、ソッと相葉ちゃんたちの方へ視線をずらす。

そうしたら、相葉ちゃんは思いっきり松潤に抱きついていた。


とたん、俺の手の力でぐしゃぐしゃになる新聞。






「どうしたの?しょーくん?新聞ぐしゃぐしゃにして」

「あっ、いや、なんでない」







智くんにそう言われて、ハッとした。

いい理由が思い浮かばなくて、変に焦ってしまった自分がバカみたいだ。






「なにやってんだろ、俺」

「全くですよ」

「‥?!」





ただの独り言のつもりだったはずの言葉に返事が帰ってきて、びっくりしながら後ろを向いたら、ニノがゲームをしながら呆れた顔で俺を見ていた。








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